自己否定にサヨナラ!自分を味方につける方法
自分のこと、好きですか?
自分はなんでこんなにできないんだろう・・・できなさすぎて情けなくなってくる・・・
仕事で失敗したとき、上司や先輩、患者さんから怒られたとき、みなさんはこんなことを考えていませんか?周りと比べて、まわりはあんなにできているのに、なんで自分はこんだけしかできないんだろう?と思って自分のことを嫌いになっていませんか?
結論からいうと、自分を嫌ったり、責めたりすることに一つもいいことはありません!むしろ、悪い影響が自分自身に出てきます。
といっても、失敗したときや、気分が滅入るときはどうしても自分を責めてしまいがちですよね・・・く~るかもよく自分を責めてしまいます。
そこで、ここでは
- 自分を嫌いになることで起こる悪い影響
- 自分の受け入れかたや自分を好きになる方法
について皆さんと共有していきます!
自分のことを嫌いになると起こること
なにかミスや失敗をしたとき「自分はできないやつなんだ・・・」と自己嫌悪に陥っていませんか?「こんな自分はだめだ!もっと頑張らないと!今の自分を変えるんだ!」と考えてしまっていませんか?
実はこの考え方は「さらなる失敗を生んでしまう考え方」なんです!
失敗を挽回するためには人間は100%以上の成果を求めてしまうため、「失敗したんだから、皆と同じ成果ではだめだ・・・すべての仕事に100%以上の結果を出さないと!」とさらに難しい目標を立ててしまいます。この考え方で仕事に取り組むと、すべてのことにおいて完璧主義となってしまい、いままでできていたことも「もっと完璧にしないと!」と思うようになり、仕事中にずっと気を張ってしまい集中力が保てなくなったり、さらに仕事の効率が悪くなったりし、新たなミスの原因になってしまいます!
ミスが続くようになるとさらに自己嫌悪に陥ってしまうため、気分が落ち込み、過度なストレスを貯めてしまう要因になり、最終的には、鬱などの精神疾患を発症してしまうことになります。
自分を嫌いにならないための対処方法
ではミスをして怒られたとき、自己嫌悪になってストレスを貯めないようにするためにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは4個紹介しようと思います。
失敗を学びにする
皆さんは失敗した後はその失敗に関してどう考えていますか?思い出すと恥ずかしいため、そのミスに関して考えないようにしていませんか?
実は人間は失敗したことでしか学習ができません!成功したときはその成功に関して深く考えずうまくいったことだけが記憶に残るようになり、あまり学習にはなりません。
失敗したときは自分を責めることをせず、「あの時こうすれば良かったんかな~この方法はまずかったか~」となぜ失敗してしまったかを考えるようにしてください。
その原因を明らかにすることで「じゃあこの方法はだめだったから次はこうしよう!ほかの人はどうやっているのかな?」と考えることができ、次の一歩を踏み出すことが出来るようになります。
失敗は貴重な成長のチャンス!自分を成長させ、自分を認めるためには必要なものだと思ってください!
人間であれば、誰しも失敗するものです。挽回できるものであれば小さなミスから反省して生かしていき、自分の成長のための材料にしていきましょう!
他人と比較しないようにしよう!
あの人はできてるのに自分はできてない・・・自分はほんと出来ないやつだ
誰も自分を必要としないだろうな
と考えることはありませんか?
く~るかも20代のときはよくこう考えて自分が嫌になってました。そうすると自分のやることに自信が持てなくなり、自分のやることが全部間違いなんだと思うようになっていました。こう考えるとできていたことも間違えているんじゃないかと考えるようになり、さらにミスが増えていました。
「隣の芝は青く見える」この言葉の通り、昔から人間は他人と比べると他人の状況がよく見えるようにできてます。自分に起きていることは自分のことなのでいいことも悪いことも見えますよね?でも他人のことは24時間365日見ることはできないため、いい部分だけ切り取ってみてしまいます。
また、他人のことは客観的に考えることが出来ます。自分のことは感情もあるため主観的にみてしまい、冷静に物事をとらえることが苦手です。
となると他人の状況と比較して落ち込むことは意味のないことに思えませんか?
比較をするなら過去の自分自身としましょう!
昔の自分と比較することで「この部分はできなかったけど昔と比べるとできることが増えたなあ」と感じ、自分を認めることが出来るようになります!
正解は一つではない!
世の中には白か黒かはっきりしていないことであふれています!また、正解も一つではなく、人それぞれなんです。
学生時代の勉強では必ず正解があり、我々は正解か、不正解かの2択で評価をされてきました。
しかし、社会には正解が一つに絞れないことが多々あります。その中で自分なりの答えを出していかなけばいけません。
く~るかは理学療法士です。理学療法士として仕事をする際には最終的なゴールを設定してそれに向けて治療をすることが大切です。最終的なゴールを設定してしまえばそこにたどり着くまでの方法は何通りもあり、その中で正解、不正解は他人から判断することはできません。
いろいろな仕事でも正解が何通りもあることは多々あると思います。もしかするとミスをしたときにそのミスがまた別の正解であることがあるかもしれません。(生命に関することは基本に忠実にいきたいですけどね!)
そのため、上司や先輩から「それは間違っている!この方法が絶対の正解だ!」と言われたとき、「でも、この方法もいいんじゃないの?」と自分で思ったときは、注意されたことはあまり気にしなくていいです!あなたが出したもしかしたらまた別の答えかもしれません!
私の好きなアーティスト、BUMP OF CHICKINさんの歌詞の中にこんなものがあります。
正解、不正解の判断自分だけに許された権利
~BUMP OF CHICKIN “sailing day”より~
自分の行動の正しさは自分自身にしかわかりません。もっと自分の行動を評価してあげましょう!
自分の弱点は個性!
自分は短所ばかり・・・なんて出来が悪いんだろう・・・
自分のことを振り返った時に短所しか思い浮かばない、長所なんてないんだ。と落ち込んだことがありませんか?
短所や弱点と思っていることは、視点変えると自分の特徴となることが出来ます。
く~るかは心配性で自分から話を積極的にできないことをコンプレックスと思っていました。
しかしこの2点は視点を変えると
○心配性・・・物事を深く考えて行動できる
○自分から話を積極的にできない・・・相手の話を聞くことが出来る
という特徴となり、強みとして仕事に生かすことが出来ています。
もし、他人から「あなたはこんなことが短所で悪いところね!」と批判をされたとき、それを真に受けないでください。それは本当に悪いところでしょうか?それは、その環境の中で限定して都合の悪いもの、そぐわないものであることにすぎません!
他人から言われた短所を自分のなかで”特徴”として考えてみてください!そしてその特徴が生かせる環境はどんなところだろうかと考えてみてください!もし今の環境では都合の悪いものであるなら、転職などで環境を変えるのも方法の一つであると思います!
自分を責めないでください
ここでは、
- 自分を嫌いになると起こること
- 自分を責めない方法、ミスした後の考え方
についてまとめてみました。
社会の中で働くということはミスはつきものだと思っています。そのミスを恥ずかしいものととらえるか、自分を成長させるものだと考えるかで自分に自信を持てるかにつながってきます。
もし、自分を責めることをしたくないと思っている方がいれば今回紹介した考え方を参考にしてみてください!自分を受け入れること(セルフコンパッションといいます)で未来は明るい方向を向くと思います。