あなたは気づいてる?高ストレスで起こる症状
日々のストレス見て見ぬふりしてませんか?
あ~今日も仕事疲れたな~忙しかったし、ミスが多くて怒られちゃって、仕事嫌だな・・・
皆さんもこんなことを思う時があると思います。どんどん仕事が増えてくる、患者さんや利用者さんのことでトラブルが起きてしまう、業務が忙しくて些細なミスで先輩や上司、他部署から怒られてしまうなどなど・・・嫌な気持ちがどんどん増えてしまい、ストレスを感じてしまうこと、多々あると思います。
皆さんはストレスが溜まってしまったとき、うまく向き合えていますか?忙しさを理由に見て見ぬふりをしていませんか?見て見ぬふりを続けてどんどん落ち込んでいったり、疲れやすくなっていませんか?
ここでは、ストレスについてや、ストレスが引き起こす体への影響やどう付き合えばいいかといことについて皆さんと共有していきたいと思います!
ストレスを知ろう!
こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言い、ストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。
ストレッサーには次のような種類があります
- 物理的ストレッサー 温度の変化や騒音や人込みなどから受けるストレス
- 化学的ストレッサー 酸素欠乏や薬物などから受けるストレス
- 心理・社会的ストレッサー 人間関係や仕事上の問題から受けるストレス
普段仕事をしてて受けるストレスというと心理・社会的ストレッサーになりますね。
また、ストレス反応は心理面、身体面、行動面の3つの面で現れ、つぎのような反応がみられます。
ストレスを受ける面 | |
心理面 | 活気の低下、イライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み、興味・関心の低下) |
身体面 | 体のふしぶしの痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠 |
行動面 | 飲酒量や喫煙量の増加、ヒヤリハットの増加 |
「なんか最近元気でないし、頭痛いし、眠れない・・・そのせいで仕事のミスが増えちゃってまた怒られた・・・」
ということが何日も続くようなら、過剰なストレスをうけて、体が反応してしまっている可能性があります。
「でも、仕事を休めない・・・ほっといたら治る!」
と、野放しにしてしまう人も多いかもしれません。でも、これらの症状をそのままにしていると活気がなくなり、次第にイライラや不安感が消えなくなり、その後物事が億劫になったり、気分が落ち込んでしまったりする、「うつ」の状態になっていきます。「うつ」の状態になると
- 気分の落ち込み、憂うつな気分
- 趣味などが楽しめない
- 体重の減少または増加、食欲の減少または増加
- 寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早く目が覚めてしまう、どれだけ寝ても眠気がとれない
- 気持ちが焦るイライラしやすい
- 疲れやすい
- 価値のない人間だと思う、周りに対して申し訳なく思う
- 思考力や集中力が低下する、決断が難しい
- いっそのこと消えてなくなりたいと思う
といった生活にも影響がでてしまう状態になってしまう可能性があります。これは精神面の症状であり、身体面にも症状がでることがあります。身体面では、
- 気管支喘息,過喚起症候群
- 胃・十二指腸潰瘍,過敏性腸症候群,潰瘍性大腸炎,心因性嘔吐
- 単純性肥満症,糖尿病
- 眼精疲労,本態性眼瞼痙攣 etc…
といった症状がでます。
気づいて!自分のストレス
さまざまな病気の原因にもなるストレス、貯めこみすぎてしまうと日常生活がままならなくなる恐れがあります。でも意外と気づかずに溜まっていることがよくあります。「いつのまにか気分が落ち込んでる・・・疲れやすくなったな・・・」と感じたことがある人もいるのではないでしょうか?次のようなことを感じたことがある場合は「自分はストレスを感じているんだ」と自分の中のストレスに気づいてあげてください。
- 悲しみ、憂うつ感
- 不安感、イライラ感、緊張感
- 無力感、やる気が出ない
- 食欲がなくなる、やせてきた
- 手や足の裏に汗をかく
- 消極的になる、周囲との交流をさけるようになる
- 飲酒、喫煙量がふえる
- 身だしなみがだらしなくなる、落ち着きがない
ストレスを感じたら・・・
このような症状がある人は見て見ぬふりをせず、まずは、「今自分はストレスをめっちゃ感じてるんだ」と認識して、自覚してください。ここでストレスを見過ごしたり、歯を食いしばって耐えたりすることはなんの解決にもならず、心身をむしばみます。
次に、そのストレスはどこから来ているのか、原因を考えてみてください。思い出したくないと思いますが、そのストレスはどこで何から感じているかをはっきりさせることで次の対策を考えることが出来ます!
そこから、そのストレスの原因は自分で解決できるのか?自分だけでは解決できないものなのか、できないならほかの人の力を借りれないかなど解決の方法を探ってみてください。
「でも・・・今この瞬間がしんどいです。この瞬間、ストレスを感じてつらいからなにも考えられないんです。」という方もいると思います。まずは、今感じているそのストレスの解消方法を知っていきましょう!
やってみて!おすすめストレス解消法
ストレスの根本的な解決をするためには、まずは今自分が感じているストレスを対処することが大切ですよね!今あるストレスで頭がいっぱいになってしまうと解決方法も考えられなくなり、不安が増大してしまいます!
ここでは、生活の中でなるべく簡単にできることを紹介していこうと思います!なにか一つでもできそうなものがあればぜひ試してみてください!
睡眠時間を延ばす
まずはとにかくたくさん寝ましょう!!寝ることは心身の疲労回復や自律神経を整えたりすることにとても大切なことです。また、寝ることはテストステロン(男性ホルモン)という集中力を高めたり、ポジティブな考え方ができたりする働きのあるホルモンの分泌を促すことができます。目安としては7時間半~8時間が理想となっています!
14秒間楽しい記憶を思い出す
これは今すぐにもできますね!
皆さんの今までの思い出の中でとても楽しかったことを14秒間思い出してみてください。これだけでストレスホルモンの増加が抑制されます。
読書の時間を増やす
一日30分、読書の時間を増やすだけでストレスを低下させることが出来ます!その際の本のほんの種類は、今の自分の感情にあったものを選んでみてください!楽しいものをストレスを感じて悲しいときに読むと感情が合わなくて、読むことが苦になってしまうため、少し悲しいお話などその時の気分に合わせて選んでみてください。
自然のなかでゆっくり過ごす
休日に自然に囲まれた場所に行ってみて、ぼんやり、のんびりしてみてください。「つらいときや落ち込んでるときにぼんやりできないよ」と感じると思うのですが、自然の中では注意が周りにちょうど良く散漫するという効果があるため、意外にぼんやりできるんです!近くの公園などでスマホを見ないでぼーっとするだけで大丈夫です!
自分をいたわってみましょう
ここでは、
- ストレスについて
- ストレスをほっておくと出てくる症状
- ストレスを感じているときの症状
- ストレス解消の方法
についてまとめてみました。
人間は生きている上では必ずストレスを感じています。適度なストレスは生きる上では必要ですが、過度なストレスは日常生活に支障をきたすほどの状態になってしますリスクがあります。
まずは、自分が今、ストレスを感じてしんどい状態になっていることに気づいて、向き合ってください。そのストレスは我慢しなくていいものです。積極的に解決するべきものです。
ここで紹介したストレス解消方法、いいなと思うものがあればぜひ試してみてください。
ストレスは耐えず、どんどん解消していって心を軽くしてみましょう!